調査PRのヤフートピックス掲載事例
アンケート調査を利用した調査PR手法は、主にWEB媒体に掲載されることが多いですが、中には新聞やヤフートピックスまで掲載されるケースもあります。
先日調査結果がヤフトピに掲載された例がありましたので、こちらを紹介いたします。
調査PRを実施したのは、物流ソフトウェア開発のマンハッタン・アソシエイツ
ヤフー掲載までの流れ
この掲載がどのように掲載されていったのか順を追ってみてみましょう。
①6/1リリース発信
消費者は店舗スタッフからの有益な情報提供を望み、オンラインショッピングでは無料配送を期待している|マンハッタン・アソシエイツ株式会社のプレスリリース
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②6/2「ネットショップ担当者フォーラム」に記事掲載
通販・ECの送料支払いに「抵抗感がある」は8割 | ネットショップ担当者フォーラム
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③同日ヤフーニュースに転載
通販・ECの送料支払いに「抵抗感がある」は8割 (ネットショップ担当者フォーラム) - Yahoo!ニュース
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④ヤフートピックにピックアップ
送料支払い 8割「抵抗ある」 | 2017/6/2(金) 10:44 - Yahoo!ニュース
ポイントは2点
①ヤフーニュースの提供元メディアを狙うこと
ヤフートピックはヤフーニュース編集部が人為的にピックアップして取り上げています。
詳しくは以前の記事を参照ください。
編集部が取り上げる対象メディアとなるのは、ヤフーニュースにニュースを提供している「ヤフーニュース提供元」のみとなります。
つまりこの対象メディアに取り上げてもらえなければ、ヤフトピに取り上げてもらうことは永遠にありません。
今回の「ネットショップ担当者フォーラム」もヤフーニュース提供元の一つ。
ヤフーニュース提供元の一覧はコチラで確認できます
リリース配信サービスを利用する際は、こうした「ヤフーニュース提供元メディア」を必ず入れておくようにしたほうが良いでしょう。
②時流に合わせたネタを扱うこと
物流業界では、ヤマト運輸の配送料の値上げやZOZOタウンの当日配送取りやめなどが話題となっていました。
そうした中、配送料無料が当然と思われている物流業界において、実際の8割ものユーザーが配送料に抵抗があると、問題を数値化し見える化したことで、メーカー/運送/消費者の三者間での意識的な問題が浮き彫りとなり、ニュース性を伝えられたと考えられます。
調査PRは、時流に合わせてテーマ設定をすることが重要となるでしょう。
なかでも抽象的な議論や、賛否両論的な意見はメディアの関心も高いといえるでしょう。
しかしただメディアに注目されてば良いというわけではありません。
電車内での痴漢問題に絡めた調査PRなどは、ニュース性も高く取り上げられやすい一方、掲載された結果、企業イメージを傷つけてしまうケースもあるので、調査テーマはしっかりと設定してから行ってください。
ゆうがたサテライト「初だしっ!」に取り上げてもらうには
新商品・新サービスなどがテレビに取り上げられるとPR効果も絶大。
これまで新商品や新サービスを売り込むTVメディアとしては、テレビ東京「トレンドたまご」やNHK「まちかど情報室」などが挙げられたと思います。
当ブログでも以前、トレたまの狙い方を掲載しました。
新番組 テレビ東京「ゆうがたサテライト」
そうした中、夕方5時枠のニュース番組として、2016年11月7日よりテレビ東京の新経済ニュース番組「ゆうがたサテライト」がスタートしました。
アナウンサーは、モヤモヤさまぁ〜ず卒業から初の経済番組を担当する狩野恵里アナと、元WBSも担当していた進藤隆富アナ。
夕方4時54分 ~5時45分の1時間枠で、同じ1時間枠にはNHK「ニュース シブ5時」が位置しています。
従来の夕方ニュース枠との違いとは
番組プロデューサー野田 雄輔氏は、番組の特徴を以下のように発言しています。
テレ東が、激戦の夕方ニュース枠を拡大して勝算はあるのか?まさに驚天動地の決断です。しかし恐らく数年後、この決断が大英断だったと称せられる日がきっと来るでしょう。
日本の夕方ニュースは、はばかりながら総じて言えばどこも同じ。どこを見ても同じニュースを、似たような切り口で、特集も激安グルメネタばっかり…。長年、物足りなさを感じている視聴者のみなさま、実は多いと推察致します。
今こそ、テレビ東京の出番。「経済報道」という切り口を武器に、どこも同じの夕方ニュース枠を、ガツンと変えてみせます。狩野恵里が平日夕方の報道キャスターに初挑戦!『ゆうがたサテライト』11月7日(月)スタート! | テレ東からのお知らせ : テレビ東京
夕方のテレビニュ―スは誰が見ている!?
今年は65歳以上の高齢者割合が過去最高を記録したこともあり、テレビの前の視聴者層も大きく変わってきているようです。
これまで夕方のニュース番組は主婦をターゲットとしたケースが多く、「グルメ」「行列」「お得」「エンタメ」「トレンド」といった内容が多かったですが、定年退職した層が増えたことで、年金など老後の暮らしに関する経済情報が気になるという、男性視聴が増えてきているのかもしれません。
新商品PRコーナー「初だしっ!」
その「ゆうがたサテライト」内の新商品PRコーナー、ワールドビジネスサテライトでいうところの「トレたま」に当たるのが「初だしっ!」です。
番組スタートから2ヶ月たった現在、そのコーナー特徴や傾向をまとめてみましょう。
コーナー特徴
取材傾向
取り扱うネタとしては商品が多いものの、生中継が可能な時間帯を活用し、新店舗・新スポットの取り上げも少なくない。
(番組全体を通して、WBSでは無理であった夕方での店舗生中継取材が可能)
取材対象としては、ほぼほぼ大手企業が占めている。
トレたまのように「まだ知られていない卵」というよりも「視聴者に知ってほしい新情報」という位置づけが強い。
発売日・オープン日は
コーナー趣旨としては「発売日・オープン日前後」の情報を紹介としていますが、12月23日に放映された『マスクいらずの低酸素トレーニングジム』では、12月1日にOPENした店舗情報を「今月オープンした」と伝えていることから、当月内の情報までは取り上げが可能と見られます。
コーナーの狙い方
大手以外では『全国の薬局で販売する低糖質チョコレート』などが取り上げられている一方、まだまだ中小企業にはハードルが高いとみられる「初だしっ!」。
「新スポット(場所)」という要素を「発売日」に絡め、うまくPRできると掲載確度も高まるのではないでしょうか。
特に生中継の可能性を考えると、「日本初の○○スポットが(取材可能な場所に)登場」というようなネタには非常に親和性が高いコーナーかもしれません。
なお、トレたまのような情報提供フォームはありませんので、リリースなどの情報提供で取材依頼をかけていくのが第一歩となるかと思います。
ちなみにテレビ東京は、2016年秋に六本木に引っ越ししていますので、リリースを送る際は虎ノ門へ送らないようご注意願います。