【勝手に分析】人狼採用(テレビを絡めたリリース配信)
人材採用にPRを活用する企業が増えています。
本日はたまたま「人狼採用」という見かけましたので、そちらのPRの勝手な分析を。
本日3月23日の段階でヤフーニュースに掲載されていましたが、ヤフー掲載までには、大まかに下記のような流れが想定されます。
●3/20:プレスリリース配信
「【人狼×採用】 テレビで話題の会話型推理ゲーム「人狼」を新卒採用選考に導入」
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●3/20:ASCII.jp 記事掲載
「汝は即戦力なりや? 「人狼」を新卒採用に導入する会社が出現」
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●3/23:ねとらぼ 記事掲載
「生き残ったら採用? 会話型推理ゲーム「人狼」を新卒採用選考に導入」
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●3/23:ねとらぼがヤフーニュース(経済トピック)へ転載
生き残ったら採用? 会話型推理ゲーム「人狼」を新卒採用選考に導入 (ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
企業の発表リリース内容をまとめると、推理ゲーム「人狼」を新卒採用に活用するというもので、人狼を提供している株式会社人狼とコラボしてプロの司会者を派遣、新卒と社員が人狼をプレイするというものです。
ゲームを通して、学生の資質や性格と社員のマッチングを促し、入社後の不一致をできるだけ避けるのが目的ということです。
PRのポイントは
テレビでも扱われている認知度の高いワード
人狼の国内検索ワードは2013年1月を境に急上昇しています。
これはフジテレビとTBSが、立て続けに番組企画として人狼を使ったことが要因となっていると思われます。
人狼という言葉は一般的な認知もかなり進んでいる状況だと考えられます。
フジテレビで関連番組が放送
リリース発表のタイミングは重要です。フジテレビでは人狼関連番組を、3/7と3/21に放映していました。
テレビ放映と重ねた、このタイミングでリリースを出しているところもポイントかと思います。
低コスト?
提携コラボのコスト自体は不明ですが、リリースから読み取るに、基本司会者の派遣料しかかからない企画だと思われます。コストをかけずに話題性を喚起し、学生の応募数アップに繋げることが期待できるのではないでしょうか。
学生の共感は果たして
いわゆるブラック企業問題や労働安全衛生法の改正など、企業のメンタルヘルス対策が問われています。
その中で、「採用の緊張をゲームで取り除き、マッチングをしっかり行おう」というメッセージは、学生にも受けるかもしれません。
「人狼の成績次第で第一次先行を免除する」というのも、クリエイターを募集する企業ならではで、一部学生からも共感も期待できるかもしれません。
これでどれくらい学生応募に差が出るかのか、気になるところです。