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PRのネタ帳

ガーオンのPRプランナーが、広報・PRに取り組まれる方に役立ちそうな情報をお届けします

ヤフーニュースは20万で買えた!?

先日、ネットニュース業界に大きなニュースが流れました。

ヤフーニュースにステマ記事が横行していたという内容です。

話の前にヤフーニュースの仕組みとは

ヤフーニュースはニュース提供社(配信元)が配信するニュースを自動掲載することで成り立っています。

参考:ヤフーニュースに取り上げてもらう方法 - PRのネタ帳

 

今回のニュースは、この配信元の中に金銭的対価を受け取りながらヤフーへ記事を配信していた企業が存在し、さらにヤフーサイドからそれら配信元を積極的に排除・撲滅する旨の声明が出た後、それまで提供元であった「マイナビニュース」「マイナビウーマン」「モデルプレス」の3社がニュース提供の契約を解除された。
というのが今回の流れの概要です。

ペイパブとステマの違いとは

今回ヤフーでは、ステマの定義を

適切なサービス運営を阻害する、編集コンテンツと誤認させて広告を届ける不正かつ悪質な行為(ステルスマーケティング、いわゆるステマ

と定義しており、
またヤフーニュースの提携・運営ポリシーとして、

Yahoo!ニュースでは、ニュース提供各社との契約で、広告としての表記の有無にかかわらず記事広告やタイアップ記事を配信することを従来から明示的に禁止しており、また、記事中のリンクから広告に誘導することも禁止しています。

と記載しています。

この上記契約を破ってしまった(と思われる)一部ネットニュースが、今回契約解除となった模様です。

 

つまり現在ヤフーでは、
ペイドパブリシティ(ノンクレジットのタイアップ記事)=ステマ
と位置づけているということが分かります。

 

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雑誌メディアはペイパブ(=ステマ)だらけ!?

メディア側が一定の対価をもらい、プレスリリースなどをもとに記事を書く、いわゆる「ペイドパブリシティ(支払われた記事)」というのは、ネット以前の時代から存在していました。

PR会社はそれをクライアントの予算、あるいは自社提供サービスの原価としてメディア各社に支払ってきた、というケースが多いのではないでしょうか。

特に女性ファッション誌では、タイアップは当然のメニューとして存在し、そこにはもちろんほとんど が「広告」との明記はありません。

こうした記事は、果たしてステマなのでしょうか。

これからのヤフーの狙い方

8月1日の時点で、ヤフーニュース提供元ニュースサイトは計215社存在します。

ニュース提供社 - Yahoo!ニュース

ヤフーニュースの攻め方としては、この215社の中からターゲット媒体を設定していくわけですが、純粋にパブリシティ記事を狙っていくだけでなく、裏ワザ的には今回のマイナビニュースなどのように、ペイパブメニューを提供しているネットメディアを探し、ペイパブ出稿する、という方法も取れるでしょう。

しかし、、、今回のCNETの記事によると、

ニュース提供社だけでなくステマに関与した広告事業者などにも「厳正な対処」は及ぶのかとの問いに対し、同社広報室は「ステマ配信がそのような複数の関係者で行われていた場合には、今後、ニュース提供社のみでなく、それを促す企業への処置も検討していきます」と答えた。

とあるので、今後ヤフーニュース提供元のペイドパブリシティを扱うPR会社は、ヤフーからペナルティを受け、結果として依頼主であるクライントにも影響が出てくる可能性も考えられます。

王道こそ近道

然るにヤフーニュースを狙うには、ニュース提供元の編集記事(ステマやペイパブでない純粋な記事)を狙っていく、というが一番の近道なのかもしれません。

PR(パブリシティ)はアンコントローラブルの世界だからこそ、エンドユーザーからの信頼性も高く、結果露出時の効果も高いという結果に繋がります。

「予算があるからとりあえずペイパブでもやっておくか」「ヤフーに必ず載るという代理店の言うことを聞いてみよう」などという短絡的な戦術を取ってしまうと、今後、思わぬ落とし穴が待ち受けているかもしれません。

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